医療過誤裁判例 解説
医療過誤裁判例 解説一覧
- > X線写真などから明らかな消化管穿孔を見落とし、患者をケアホーム帰宅後に死亡させたとして3000万円の損害賠償を認めた判決
- > 急性脳症の小学6年生の患者を適時に適切な医療機関へ転送すべき義務を怠ったため、身体障害者等級1級に該当する後遺症が残存したケースについて、転送が行われていたならば患者に重大な後遺障害が残らなかった相当程度の可能性の存在が証明されるときは、医師に損害賠償義務があるとした最高裁判決
- > 食道がんの手術の際に患者の気管内に挿入された管が手術後に抜かれた後に患者が進行性のこう頭浮しゅにより上気道狭さくから閉そくを起こして呼吸停止及び心停止に至った場合において担当医師に再挿管等の気道確保のための適切な処置を採るべき注意義務を怠った過失があるとした最高裁判決
- > 胃内視鏡検査を実施した医師が適切な再検査を実施していれば、スキルス胃がん患者が、その死亡の時点においてなお生存していた相当程度の可能性があったとして、医師の責任を認めた最高裁判決
- > 麻酔薬投与における麻酔医の過失と因果関係についての最高裁判決
- > 星状神経節ブロック注射後、血腫による気道狭窄を生じて重篤な後遺障害を負ったケースについて、気管切開遅延の過失を認めた判決
- > 入院中の患者がパンで窒息した場合に、患者の動作を確認すべきだったとして病院の責任を認めた判決
- > 医師の羊水検査結果の誤報告によるダウン症児の出生・死亡につき、両親の家族設計選択の機会が奪われたとして慰謝料500万円を認容した判決